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* * * * *(1)Abstract
2019年 春に メジャーリーグを引退されたイチローさんが実行されていた「初動負荷トレーニング」について、その理屈や有効性などは どれほど一般に知れわたっているでしょうか? (その名称に聞き覚えがある人は多少おられるでしょうが )
2018年で45歳になられたイチローさんが、身体能力を高く維持している その手法の一端を、一般人の健康維持活動へフィードバックできたら、肩こり・腰痛・関節痛・坐骨神経痛などが減少します。
それらに伴って 社会保障費(医療・介護)も抑制できるでしょう。
加えて、スポーツで傷めやすい 肩・腕・股関節・足の 傷害予防や回復促進もできるので、ケガや痛みで挫折する少年少女が減少し、世界で活躍するアスリートが 今後さらに増えると思います。
そこで、本投稿では以下について述べます。
●初動負荷理論の図解・メリット・デメリット
●本理論の拡散の提案(公民館などに2台設置)
※注記
① 私は、初動負荷理論の提唱者 小山裕史氏や、事業展開されている(株)ワールドウィングエンタープライズ社と無関係です。
② 本投稿の目的は、当店技術の宣伝もありますが、当該理論の図解の提示と 理論の拡散であり、それに伴って 国民健康レベルが向上し、日本経済が豊かになって、子どもたちが happy に過ごせたらいいなと思います。
③ 本投稿の図解は、あくまでも私の理解に基づくものです。
株式会社ワールドウィングエンタープライズ社のウェブサイトや 提唱者の書籍には、後掲のような図解が見当たりません。
私の理解が間違っていましたら、関係者や ご存知の方々から ご指摘いただけたら幸甚です。
④ できるだけ専門用語は使わないようにしましたが、どうしても使ってしまう部分がありますことをご容赦ください。
⑤ イチローさんや野球の投球動作を取り上げて説明していますが、後述のように 初動負荷理論はあらゆる生活の動作に適用できます。
⑥ 表題に「イチローさんの初動負荷トレーニング」と示しましたが、初動負荷理論の提唱者は もちろん小山裕史氏であり、「イチローさんの活用で話題となった初動負荷トレーニング」という意です。
⑦ 運動を行う上での一般的禁忌は、初動負荷トレーニングでも適用となります。 例えば、骨端症、関節形成不全、特殊な関節・筋肉の障害などの人は医療専門家と相談する必要があります。
⑧ 本投稿はリンクフリーです。
画像も ご連絡いただいたら 使っていただいてけっこうです。
ただ、Mailでもなんでもけっこうですので ご連絡ください。
(2)Introduction
初動負荷トレーニングは、一般のマシン・トレーニングとは異なります。
本投稿の結論を先に言いますと、
初動負荷理論が思いのほか 拡散しないのは、
●そのメカニズムを説明する図解が無いことと、
●その効果を上げるために 習熟が必要だから、
と考えます。
世には様々なトレーニング技術があるにも関わらず、 なぜ 初動負荷トレーニングに固執するのかは 後述することとし、まずアスリートの活用状況と本投稿をする理由につき説明します。
(2)-1 アスリートの活用
(2)-1-1 イチローさんと初動負荷トレーニング
メジャーリーグ選手を引退されたイチローさんが実行されているトレーニング手法が、その年齢の話題と共に、近年 しばしばニュースになっていました。
その手法やトレーニングマシンは、次のように呼ばれています。
「初動負荷理論」
「初動負荷トレーニング」
「初動負荷マシン」
「BMLT:Beginning Movement Load Theory/Training」
(2)-1-2 イチローさんは どれほど実行していたか
イチローさんが どれほど打ち込んでおられたかを紹介します。
この動画や前掲の動画にもありますように、イチローさんは、初動負荷マシンを 自宅や球場などに設置して、常に初動負荷トレーニングを実行されていました。
そして、次の記事を読むまでは、イチローさんが まさか こんな頻繁に 初動負荷トレーニングを実行されていたとは想像していませんでした。
(※ブログ用投稿)
宝塚市 かみたに接骨院(整骨院)さんの投稿 2019年5月28日火曜日
Ichiro has decades of play left (MLB.com)
この記事によると、away じゃない home game の日に、初動負荷トレーニングを 実に1日当たり 5~6回実行していたとのこと。
●11:00起床後 lunch の前に
●lunch 後 ~ 球場へ向かう前の間に
●球場に着いた後に
●cage 内でのバッティング練習後に
●二回目の cage 内練習後に
●深夜帰宅し 食事後に(※これは時々)
イチローさん自身も、「自宅では、人が見たら、こいつバカか? と思うような頻度でマシーンに触っています」と述べられています(出典:希望のトレーニング 小山裕史監修)
そしてイチローさんは26歳から始めたとされています。
この過度な頻度について 別な角度からの疑問(※後述)がありますが、イチローさんにとって 初動負荷トレーニングは、身体能力を高度に維持できている根幹ツールであることは間違いないでしょう。
(2)-1-3 他のアスリートのケース
50歳まで日本プロ野球で投手として活躍された、元中日ドラゴンズ 山本昌(山本昌広)さんのことにも触れます。
山本昌さんは、1995年~1996年のシーズンオフ、30歳の時に膝の手術をされてから後に 初動負荷トレーニングに出会ったと述べられています。
2015年に引退されるまで 初動負荷トレーニングを実行され、 「野球人生で最も速いボールが投げられたのが、42、43歳です」 とのこと(出典 … BEST T!MES ベストタイムズ より)。
山本昌さん以外にも 以下のアスリートが利用されていることがメディアで報道されています。 (※アイウエオ順)
●岩瀬仁紀さん (元 中日)
●内川選手 (ソフトバンク)
●坂本花織選手 (フィギュアスケート)
●ダルビッシュ有選手 (MLB)
●能見篤史選手 (阪神)
【 ソフトB 内川自宅の「2000安打秘密基地」に潜入 子ども部屋に初動負荷マシン6台 】
(2)-2 理論拡散の期待値とタイミング
2019年春、イチローさんの引退試合が執り行われ、打撃では残念な結果となりましたが、守備や走塁では並外れた能力が健在でした。
身体能力を40歳代半ばまで 高度に維持できる この手法の一端を、一般人の健康維持活動へフィードバック・展開できたらいいなと、私は常々思っています。
(当店の旋術には 一部取り入れています)
現在のところ、各地にある 初動負荷マシンを取り扱うワールドウイング社や 提携ジムに通える環境にある人は、イチローさんと同じように利用できていますが、その有効性の認知も含め 期待どおり広まっていないと感じます。
拡散の方法などについては後述しますが、この理論を広めるための制限時間が迫っているとも感じるのです。
現代の日本では、今春 引退されたイチローさんのニュースが 頻繁に流れるのも今年いっぱいでしょう。
本理論を広めるためには、
「イチローさんの長年の活躍」
||(※イコール)
「初動負荷トレーニングの影響 大」
という絶好のイメージがある今の時代にしないと、うまく伝播しないと考えます。
そうこうしていても、初動負荷の図解などが ネットや書籍に見あたらないので、この投稿を自らしようと思い立ちました。
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