小学校3年生の野球少年から、「胸が反った走り方になってしまう」とのことで ご相談を受けました。
Before & After
指導前[Before]のフォームは、いわゆる 顎が上がった 顔が上向きの走行ですが、子どもさんのダッシュ走などでは よくある光景です。
顎が上がるフォームになる原因として以下が考えられます。
● 自身のフォームに対する客観的認識が不足
● 体幹・下半身の筋力の未発達
● バランス能力の未成熟
●「少しでも前にゆきたい」という想いが空回り
しかしながら、成長期に一時的に現れるのは 別に悪いことではないと思います。 現れない子どもさんもいますし、個人差もあります。
ただ、急に「顎を引いて走りましょう」と指導しても、脚や腕の動作がおかしくなったり、体幹の姿勢が悪くなったりします。 人間の頭の重量は大きいので、その重心の前方変位に対応できる 身体バランス能力が必要です。
体幹トレーニング、下肢のトレーニング、首・背中のストレッチをしてもらい、「大きく顎を引いた姿勢に いっきに変えるのではなくて、少しだけ顎を引くのを意識するぐらいから始めて」と話して、走ってもらったのが[After]の画像です。
ランニングフォームにコンプレックスがあった彼にとって、大きな前進となれば嬉しいです。 画像は全力疾走ではありませんが、悪い癖が無く、伸びしろがありそうで 楽しみでもあります。
※ブログ掲載に際して、許可をいただいたご家族に感謝します。
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